2月 春は黄色から
年が明けて、まだ雪深い中から一番先に花を見せてくれるのは福寿草です。
ふきのとうのように葉にまるまりながら、雪の中から黄色い花が見えてきます。
別名雪割り草とも呼ばれています。
雪国でないとこの光景は見ることができないのですが、その強さや春一番に光を与えてくれる黄色の花びら、そしてけなげな様子に心を打たれます。
福寿という命名はこうしてつけられたのかも知れません。
他にも早春には和水仙、菜の花が春を告げてくれます。
地中海地方ではミモザの花が2月を彩ります。春は黄色から伝わってきます。
和水仙の香り
をくずれ水仙郷という場所に行ってきました。
南房総の谷にある水仙郷です。
まだ有名ではありませんが、地域の人が何年もかけてコツコツ植えた水仙が圧倒するように群生していました。
和水仙のやさしい黄色とほのかに香る水仙の匂が心地よく、ひとときの幸せを感じることができました。
地方交付金で箱物と呼ばれる建物や人がいない遊園地を建てて、財政を圧迫している所もある中、地形や気候を生かして、何年もかけて水仙や桜、季節の植物を植えながら長いタームで地域の活性化をした方々に敬服します。
その土地の良さを最大限に生かすことが日本全体を活性していくのではないかと感じた日でした。
和水仙をいける
水仙は見事なくらいまっすぐに咲いています。
葉もまっすぐです。
こうした姿を見ると清清しくなります。
お玄関に生けると、水仙の香りが出迎えてくれます。
お部屋には香りが漂い安眠をさそいます。
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