4月 大島桜の香り
「春は桜」、この時期は桜に関連する歌も多く、毎日桜前線を報道するくらい日本人は桜の花が大好きです。
桜並木を歩くと、ほんのり香る桜餅のかおりは、おだやかな気持ちにさせてくれます。
桜の花びらが散る時も、幽玄という表現が合うような、雅やかな散り方です。
大島桜
桜の種類は多いようですが、私たちが一般的にイメージするのは、ソメイヨシノです。
ソメイヨシノは桜の香りはあまりしません。
香りがあるのは大島桜という種類です。
桜餅の葉は大島桜の葉を塩付けにして作られます。
ソメイヨシノのほんのりピンク色の花びらとは異なり、大島桜の花びらは白く素朴です。
側に行くと、あの桜餅の香りがします。
フラワーエッセンスをつくる場合、その花の性質を観察して、特徴をエッセンスにします。
もし、桜の花のエッセンスを作るとすれば、桜の花の性質はとてもおだやかで、おおらかな性質になります。
桜の樹齢は60年くらいと言われていますが、長寿の桜も多く、長く生きた大木の切り株からも新芽が出て、それに花をつけている様子は感動します。
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