ユリの芳醇(ほうじゅん)な香りは、清清しいユリの姿と対照的な官能性があります。宗教画で「受胎告知」という中世の画があります。描かれているのは、 聖ガブリエルにひざまずくマリアです。それにユリの花が登場しています。 清らかさと官能性の両方を合わせ持ったユリはマリアの受胎を象徴しているかのようです。 このユリは白く大きなマドンナリリーです。
他にも鮮やかな暖色系のユリや、ハイブリッドして作られた大きな白い花びらで香りも強い「カサブランカ」などのユリもあります。
カサブランカは日本のトカラ列島口之島原産のタモトユリが大きな貢献をしました。 現在は自然な状態では全滅しているようです。 何年か前、新聞紙上で海を見下ろす高台に凛として自生する数少ないタモトユリを見ました。 もうその姿は見られないことに寂しさを感じます。
いただいたブーケ。ユリの美しさが引き立ちます。
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