2月 春は香りから スイートピー
春は香りからやってきます。春の香りの花はいろいろありますが、春に咲く花々独特の清楚な香りは、春の喜びを与えられるような気持ちになります。
スイートピー
スイートピーは麝香連理草(ジャコウレンリソウ)という名前がついています。
ジャコウのように強い香があるということからなのでしょうか。
もともとはイタリヤのシシリー島の原産であったようです。
それがイギリスに渡り、エドワード朝の王妃に愛されて、エドワード朝を象徴する花になりました。
野生種はブルーと赤紫色の花びらを持つ上品な色彩です。品種改良により、今では、さまざまな色のスイートピーを楽しむことができます。
『赤いスイートピー』という歌がありますが、この歌が世の中に出た1982年は赤色の花をつけるスイートピーはまだ存在していなかったそうです。
その後品種改良により、赤い色も誕生しました。
マメ科なので、えんどう豆のさやがつきますが、有毒植物なので、食用にはむきません。
小さな花びらながら、ひらひらした様子は春の軽やかさを思います。
また、花言葉は「門出」「思い出」「別離」というのもあり、3月の卒業と4月の出発にふさわしい花です。
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